ボランティアの私達、誰もが目を覆いたくなる想いにかられた被災現場。そこには必死に立ち直ろうとする人々のくらしがあった。
人々はみな肩をよせ合い、心をよせ合い、絆を結び合って真剣に生きる道を探していた。私達は目頭が熱くなるのをおさえながら、しだいにやさしくなる自分に気づいた。
そして、人々の生命と財産を守ることのできなかった無力さの中にも、原点からもう一度、人々を支えようとする行政の真の姿をかい間見ることができた。
自然災害の少ない小川盆地、地表近くに存在する岩盤の強さがこの度の震災でもふるさとを守った。そうしてめぐまれた自然環境に感謝しながら町民が互いに心を通わせて支え合い助け合って生きていける、そんな町にしていけたら。
いまだに避難生活が続く23万人近くの人々のことを忘れることなく。
2011.4.4 宮城県石巻市でボランティア活動
2011.5.20 岩手県陸前高田市でボランティア活動 - 作業後「かたづいたね」と笑顔